高気密の必要性について
『高気密って本当に必要なの??』
・・・という疑問についてですが、
まず、窓を開けたときに通り抜ける風と、想定外に入り込んでくる隙間風はまったく別物です。
窓を開けて意識的に風を取り込むことを「通風」といい、
高温多湿な日本の夏を快適に過ごすために、昔から行われてきたことです。
一方、隙間風が住宅に及ぼす影響は、
以下のようなものがあります。
①エネルギー効率の悪さ・夏の暑さ・冬の底冷え
エアコンが効きにくいため、ハイパワーで使わないといけないので電気代が高くなります。
②壁の中の結露
壁や床に隙間があると、湿気が壁の中に流れ込んでしまい、柱が腐り壁の中がカビだらけになってしまうことも。
③汚染物質侵入
花粉などのアレルギー源が入り込んでしまうことも。
④異臭・空気の悪さ
隙間があると、想定外の空気の流れが生じ換気扇でうまく換気できません。
室内で発生した臭いやほこりがなどが溜まって、家の中が臭くなってしまうことも。
換気も充分できる上に
光熱費が節約できること、快適かつ健康に暮らせること、
そして家そのものが長持ちするとなれば、
『高気密』の重要性は言うまでもありません。