大晦日の過ごし方
年末が近づいてくると「今年の年越しはどうしよう?」と大晦日の過ごし方を考えるのも楽しみの一つですよね。
新型コロナウイルスやインフルエンザの感染拡大を懸念しつつも、数年前と比べると大晦日の過ごし方に「選択肢が増えた」と感じる方も多いのではないでしょうか。
家でのんびりと過ごす大晦日、イベントに参加したり旅行したりして過ごす大晦日、どちらも魅力的ですよね。
いずれにしても、子どもと一緒に楽しく年を越せるような過ごし方をしたいものです。
大晦日の「晦日(みそか)」とは月の最後の日のことです。
月の30日目「三十日(みそか)」が由来になっていますが、実際の日付に関係なく月の最終日を指します。
そして、1年間で最後の月の最終日12月31日のみ、「大晦日」と呼ばれます。
では、大晦日は1年の最後の日となる以外にどのような日なのでしょうか。
古くから日本には新年にやってくる「年神様(としがみさま)」を迎える風習がありました。
年神様を迎えるために、門松などの飾りつけをするなどさまざまな行事があります。
そのため、大晦日は年神様を寝ないでお迎えする習わしがある日でもあります。
大晦日は、場所によってはとても混雑する日です。
人が多い場所へ出かけるのが心配な方や、そのような人混みを避けて年末は自宅でのんびり過ごしたい方もいるでしょう。
また、年末は仕事が休みの方も多く、時間があるからこそ丁寧に過ごすこともできます。
そこで、ここでは大晦日を自宅で楽しむ過ごし方を紹介します。
☆年越しそばを食べる
年越しそばは、実は比較的新しい習慣で、江戸時代から始まったといわれています。
「三十日そば」ともいわれ、健康や長寿の願いが込められています。
そばの麺は切れやすいため、「1年の災厄を断ち切る」との意味もあるようです。
☆ゆっくりお風呂に入る
せっかく家で過ごすなら、ゆっくりとお風呂に入るのもおすすめです。
大晦日の夜にお風呂に入ることを「年の湯」といいます。
1年の垢を落とし、気持ち良く新年を迎える準備をしましょう。
☆除夜の鐘を聞く
大晦日は「除夜の鐘」を家族で聞くのが恒例行事になっている方もいるかもしれません。
わざわざ外出しなくても、近所のお寺から聞こえてきたりテレビで除夜の鐘を聞けたりします。
除夜の鐘を聞くことで、煩悩を取り去り、正しく清らかな心で新年を迎えられるよう、期待したいですね。
☆家族みんなで1年を振り返る
大晦日を家で過ごすなら、家族でゆっくりと会話をする良い機会にもなります。
今年1年、何があったか子どもたちと話し合ってみるのもいいでしょう。
パパやママが「家族の5大ニュース」のような形で、家族の大事なできごとを発表すると、盛りあがりますよ。
特に楽しかったことは何か、うれしかったこと、悔しかったことなどを振り返ることで、子どもの成長を感じたり、子どもの成功を追体験したりできます。
また、写真を見返しながら「このときはこうだった」などと振り返るのも、出来事がより鮮明に思い出せるのでおすすめです。