畳の魅力
近年は畳の魅力や機能性を見直す動きが高まっており、和室だけでなく洋室の一部に畳を取り入れるご家庭も増えつつあります。
日本の風土に合う畳の魅力をご紹介します。
・湿度を調整してくれる
畳には水分を吸収したり放出したりする調湿作用があります。吸湿量は1畳で大体500mlと言われるほど大容量。梅雨から始まって高温多湿になる夏場の時期には、優れた吸湿性によって室内の湿度を快適に保ってくれます。加えて、水分を放出する性質は乾燥する冬場に室内の乾いた空気を潤してくれるため、健やかに過ごすことができるのです。
・断熱性に優れている
畳は外気を遮断して室内の空気を外へ逃さないため、保温の面でも優れた効果をもたらします。畳の厚み(一般的なものは5cm程)と内部に含んだ空気で冷たい外気を遮断し、寒い冬でも室内を暖かく保つことが可能です。また、暑い夏は空調の冷気を外に逃さないため、快適に過ごすことができます。
・防音効果がある
畳特有の厚みと空気をたっぷり含む構造が防音効果をもたらします。和室には静かなイメージがありますが、畳が音を吸収してくれることもあって、実際にフローリングより静かなのです。また、畳の上を歩く時きも歩行音を吸収してくれるため、階下に騒音が響くのも防止してくれます。
・柔らかく、衝撃を吸収してくれる
畳はフローリングのような板張りの床材に比べて柔らかいという特徴があります。高齢の方や子どもが転倒しても怪我をしにくいので、安心して取り入れることができます。また、独特のクッション性があるため、座り心地や寝心地が良く、歩いた時の足触りが良いのも魅力です。