大掃除を1日で終わらせる?!
★完璧を求めない
大掃除はリビング、キッチン、浴室、トイレ、その他子ども部屋や寝室など家全体を掃除することになります。そのため、基本的には部屋の数などが多い家ほど掃除にかかる手間も時間もかかります。
このような場合は家の細かい部分にまで気を使ってしまうと1日で終わらない可能性が高くなります。ちなみにこれは1Kなどの小さなアパートにもいえることですが、掃除をする箇所は挙げれば無数に存在するため、これら全ての箇所を1日で綺麗にするのは極めて困難です。
そのため、大掃除を1日で終わらせる時に特に意識しておきたいことは「完璧を求めすぎない」ことです。壁に付着した小さな目立たない汚れが落ちないから何十分もかけて落とすというのは決して悪いことではありません。
しかし、今回のテーマはあくまでも「1日で大掃除を終わらせる」ことです。小さな汚れ、普段は全く気にならない目立たない汚れなどに時間をかけていると必ず、掃除ができない部屋が出てきます。
これは完璧主義者の方ほど小さな箇所が気になりやすいため、特に注意しておきたいポイントでもあります。1日で大掃除を終わらせる時には「1日でこれだけやれば十分でしょ」という割り切った気持ちを持ちながら掃除を行うようにしましょう。
★何年も使用していない物は基本的に捨てる
長い期間同じ家で生活していると「これ買ってから数年放置してあるよね」という物が増えてきます。このような使わなくなった物は基本的に処分してしまいましょう。特に購入してからろくに使用しなかった家電製品やダイエットグッズなど大きめの物は処分することで部屋が広くなったように感じ、すっきりとした印象を与えることができます。
また、床掃除をする際にも先に不用品を処分しておくことで「物をどかす」という行動が要らなくなるため、時間短縮にもつながりやすくなります。
「上から下へ」を意識する
これは掃除をする時は基本的に高い箇所から行いましょうということです。具体的には天井から手をつけていき、最後に最も低い床掃除という流れを守るようにします。この「上から下へ」が大切な理由ですが、二度手間を防ぐためです。
例えばですが床掃除から始めて最後に天井の掃除をすると天井のホコリが床に落ちますよね?最初に床を綺麗にしたにも関わらず、天井のホコリを落とすことで床はまたホコリまみれになってしまうため、再度床の掃除をしなければいけません。
この二度手間を防ぐために「上から下へ」の流れが大切となります。不必要な二度手間を防ぐことができれば時短にもつながり、1日で大掃除を終わらせるという目標も達成しやすくなります。
★事前に計画を立てる
掃除をする範囲が広い大掃除の場合はやはり事前にしっかりと計画を立てておくことが大切です。汚れが目立つ箇所から手当たり次第に手を付けていくと前述のように不必要な二度手間を生むことになります。
大掃除の計画を立てる上で特に意識しておきたいことは「放置系掃除を行う箇所を事前に把握しておく」です。放置系掃除とは洗剤などをなじませておき、時間が経ってからカビや汚れを落とすことです。
具体的にはキッチン周りの油汚れや浴室のカビが発生している箇所が該当します。これらのしつこい油汚れやカビを除去するには通常の拭き掃除などでは非常に難しいですが、洗剤をなじませておくことで効率的に落とすことが可能です。
そして大掃除をする場合はまずこの放置系掃除が必要な箇所を把握するようにします。理由としては「洗剤をなじませておく時間が必要」となるためです。洗剤をなじませておく時間は汚れ具合や洗剤の洗浄力にもよりますが、30分~60分が目安とされています。
放置系掃除にはこの洗剤をなじませてから放置する時間が発生するため、1日が終わる夕方近くになってから作業に取り掛かると掃除が終わらない可能性も出てきます。そのため、大掃除をする時は「放置系掃除をする箇所を事前に把握しておき、午前中の早い時間帯に洗剤をなじませておく」ことが大切となります。
そして洗剤をなじませている間に他の箇所を綺麗にすることで効率的な大掃除が可能となります。大掃除を1日で終わらせるという難易度の高い目標を達成するには「掃除の順番」も意識しておきましょう。