夏に出てくる「虫対策」!!

夏に出てくる「虫対策」!!

夏は温度や湿度の高い季節で、温度は7月から8月にピークを迎えます。

一方湿度は梅雨真っ只中の5月から6月がもっとも高いと思われがちですが、5月ごろから上昇し、7月がピークに。

つまり、夏は温度も湿度高くなりやすく、その環境を好む虫が発生しやすくなるのです。

【蚊】

温度は26℃~30℃、水のある場所に幼虫であるボウフラが発生し、湿度60%~80%の場所で生息します。

水がたまった空き缶や水たまりで繁殖しやすく、通気口や玄関での出入、網戸など、小さな隙間も潜り抜けてしまいます。

 

【コバエ】

温度30℃、湿度70%の場所で多く繁殖します。外からの侵入だけでなく、生ゴミやジュースが残った空き缶などからも発生。梅雨時期を過ぎてからは少量でも食べ物を放置することをやめ、きちんと保管・処分しましょう。

その他にも、植木鉢や昆虫の飼育ケースで発生することもあります。

 

【ダニ】

温度20℃~30℃で湿度65%以上の場所。“適温で少し湿度が高い”と感じられる場所に繁殖しやすく、ホコリやフケなどをエサに育つ。

 

【ゴキブリ】

適温多湿の場所に多く繁殖します。とくに温度25℃~28℃、湿度75%以上の場所はゴキブリにとって最高の環境なので、夏の除湿は必ず行いましょう。

!!虫たちの侵入経路!!

【窓や玄関】

虫は人と一緒で、玄関や窓から家の中へ入りますが、扉が開いた瞬間や人についてくるケースが非常に多いです。洗濯物についていることがよくあります。

網戸や窓の狭い隙間からでも侵入するため、正しい窓の開け閉めと網戸の取り換えが大切です。

 

【室外機・エアコン】

掃除が行き届いてないとホコリやカビによる汚れがひどくなり、それをエサにする虫たちが集合します。中でもゴキブリはそのエアコンの中で卵を産み、大量発生することも。

外にある室外機からホースを伝ってエアコンに侵入するため、ホースに対策を施すことでエアコン内での繁殖を未然に防げます。

 

【通気口・排気口】

一軒家やマンション、アパートなどの家には必ずある空気の通り道。通気口や排気口も虫たちの侵入経路のひとつです。

「風が通るなら虫は入れないのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。飛ぶ虫であれば侵入が難しいこともありますが、這う虫であれば侵入は可能です。

!!虫防止① 掃除・片付け!!

汚れた場所に虫が集まり、それをエサとして育ち、繁殖する仕組みです。

家の中の生ゴミはすべて処理しましょう。三角コーナーへの放置もしてはいけません!

トイレや排水溝などの水回りは定期的に掃除を行い、水気やぬめりをきちんと拭き取ると虫の発生を抑えられます。

 

!!虫防止② 網戸設置とメンテナンス!!

きちんと閉まって隙間がないか、網が破れていないかチェックを行います。小さなほつれからも虫は侵入してくるので、定期的なメンテナンスが必要です。

また、窓の開け方にもコツがあります。網戸は左右の窓の右側に設置するのが基本で、右側の窓を開け閉めするとサッシが密着して隙間が生まれません。反対に網戸を左側に設置し、左の窓を動かすと隙間が生まれるので注意しましょう。

 

!!虫防止③ 水たまりをつくらない!!

ベランダや庭にある水たまりは虫の発生源です。蚊の幼虫であるボウフラやコバエが発生し、家の中に虫が侵入する確率も高くなります。

地面にある水たまりだけでなく、水やりをした植木鉢や空き缶、空き瓶、タイヤの溝などにも注意が必要です。雨が降った日は水たまりがないかチェックし、植物に水やりをし過ぎないようにしましょう。

 

!!虫防止④ ハーブを置く!!

中でも特に効果を発揮するのが、以下のハーブ。

・ハッカ(ゴキブリ)

・クローブ(ゴキブリ)

・カレンソウ(蚊)

・タイム(蚊・ダニ・ハエ・ゴキブリ)

・バジル(蚊・ハエ)

 

!!虫防止⑤ 光を遮断・LEDに交換!!

虫は光に集まる習性をもっており、窓からもれる光に集まってきます。暗くなってきたら網戸や窓、カーテンを閉め、できるだけ光が外にもれないようにしましょう。

また、虫は紫外線に集まる習性もあります。蛍光灯などの電球からは紫外線がでているので、紫外線のないLED電球に変えるのも方法のひとつです。

 

!!虫防止⑥ 室外機対策・エアコンの掃除!!

虫の侵入を防ぐために、室外機とエアコンを繋ぐホースに「ネット」や「ストッキング」をつけましょう。

次に行うのが、エアコン内の掃除です。故障する可能性があるため、エアコンの中に殺虫スプレーを吹きかけてはいけません。エアコン内に生んだ卵も駆除してくれるので、分解洗浄のできる業者に依頼するのが確実です。エアコンの清掃は年1回を目安に行いましょう。

★虫の侵入を防ぎ、室内を美しく住みやすく★

高温多湿な夏は、虫が繁殖しやすい季節。とくに家の中はクーラーで28℃程度に保たれているため、虫も過ごしやすく、長生きしやすくなっています。だからこそ侵入・発生を防ぐことが大切なのです。

今は昔よりも平均気温が高くなっているので、9月になっても暑い日はまだまだ続きます。ですので、今一度「網戸の状態」「家まわりの水たまり」「家の清潔さ」など、虫対策がきちんと行なえているかを確認してみましょう。

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